レッド/年代流行
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- 作者名:山本直樹
- 連載誌:イブニング
- 出版社:講談社
- 単行本:8巻
【解説】
1969年から1972年の日本を舞台に、革命を起こす事を目指した若者達の青春群像劇。連合赤軍およびその母体となった2つの新左翼団体をモデルにしている。
【あらすじ】
1969年、東京大学安田講堂の陥落を境に全共闘運動は勢いを失いつつあった。同じ年の夏の終わり、青森の弘前大学ではバリ封が盛り上がりに欠けるまま機動隊突入、立てこもり学生の退却という結末となる。ほぼ同じ頃、外相の訪ソ訪米阻止のため「革命者連盟」の若者たちは羽田空港に侵入、「反米闘争路線万歳」「毛沢東思想万歳」を叫びながらジャンボジェット機に火炎瓶を投げつけた。
革命の退潮に抗うように、ダイナマイトによる非合法のゲリラ闘争へ傾斜していく革命者連盟のメンバー。しかしリーダーである筑波を始めとして多数のメンバーが逮捕されたことで組織崩壊の危機に直面することになった。彼らは筑波を奪還するために、交番を襲撃して拳銃を奪取する計画を立てる。この作戦を契機に革命者連盟はもう一つの急進的グループ「赤色軍」との同盟関係をうち立て、いっそうの武装闘争路線へと突き進んで行くのだが…。