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悪魔の飽食/年代流行

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悪魔の飽食
  • 発売日:1983年6月
  • 著者:森村誠一
  • 出版社:角川書店
  • ページ数:311ページ

【解説】
日本陸軍が生んだ“悪魔の部隊”とは何か?世界で最大規模の細菌戦部隊(通称石井部隊)は日本全国の優秀な医師や科学者を集め、ロシア人・中国人など三千人余の捕虜を対象に、非人道的な数々の実験を行った。歴史の空白を埋める日本細菌戦部隊の恐るべき実像。本書は極限状況における集団の狂気とその元凶たる“戦争”に対する痛烈な告発の書である。

【内容】
旧満州国で関東軍731部隊が行っていたという人体実験の実態を詳しく描いたとして、話題を呼んだ。その1981年(昭和56)の5月に、常石敬一が海鳴社から『消えた細菌戦部隊』を刊行してはいたが、有名出版社から、高名な推理作家の名前で出た本著は、731部隊を初めて一般に知らしめた著作であり、国内で広く731部隊の存在が認識されるターニングポイントとなった。本著以前においては帝銀事件などの例外を除き、731部隊の存在が語られることはほとんどなかったが、本著以降、731部隊に関する、賛否さまざまな視点からの著作が発表される事となる。

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