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マディソン郡の橋/年代流行

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マディソン郡の橋
  • 発売日:1993年3月
  • 著者:ロバート・ジェームズウォラー
  • 出版社:文藝春秋
  • ページ数:211ページ

【解説】
アイオワ州の片田舎で出会った、平凡な主婦と中年のカメラマンの4日間の恋を描く。

【内容】
1989年の冬、フランチェスカ・ジョンソンの葬儀を出すために集まった長男のマイケルと妹のキャロリンが母の手紙と日記を読み始める場面からストーリーがはじまる。「火葬にしてローズマンブリッジから灰を撒いてほしい」というもので、平凡だと思われていた母親の激しい恋を知ることになる。
1965年の秋、子牛の品評会に隣町まで家族が出かけ、4日間一人きりになった小さな農場の主婦フランチェスカ・ジョンソン。ウィンターセットに点在するカバードブリッジのひとつ、ローズマン橋を撮りにやってきたナショナルジオグラフィックのカメラマン、ロバート・キンケイドはフランシェスカと出会い恋に落ちる。
橋まで案内し、帰りにアイスティーをごちそうする。野の花をつんでくれた彼を夕食に招待する。物静かさが夫たちとは違っていた。翌日は新しいドレスを着たのを「息が止まるほどきれいだ」といい、二人は自然に結ばれる。4日目の夜に「一緒に町を出よう」というのでトランクに荷物を詰める。しかし、家族を捨てる訳にはいかないというと「これは生涯に一度きりの確かな愛だ」という。
夫を看取った後に、ロバートを探すが、ある日遺品が届き、『永遠の4日間』という写真集が入っていた。遺骨はローズマン橋に撒かれたという。「せめて残りの身は彼に捧げたい」という遺言で、フランチェスカの遺骨は橋から撒かれ、風に乗って舞い落ちていった。

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