• 発売日：2005年11月20日
• 著者：藤原正彦
• 出版社：新潮社
• ページ数：191ページ

【解説】
もともとは、藤原が講演で述べた内容を基礎にした本である。世界で唯一の「情緒と形の文明」を持つ日本の“国家の品格”を取り戻すことを書いた。
書名の「品格」は2006年の新語・流行語大賞を受賞。

【内容】
日本は世界で唯一の「情緒と形の文明」である。国際化という名のアメリカ化に踊らされてきた日本人は、この誇るべき「国柄」を長らく忘れてきた。「論理」と「合理性」頼みの「改革」では、社会の荒廃を食い止めることはできない。いま日本に必要なのは、論理よりも情緒、英語よりも国語、民主主義よりも武士道精神であり、「国家の品格」を取り戻すことである。すべての日本人に誇りと自信を与える画期的日本論。