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バカの壁/年代流行

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バカの壁
  • 発売日:2003年4月10日
  • 著者:養老孟司
  • 出版社:新潮社
  • ページ数:204ページ

【解説】
東京大学名誉教授・養老孟司の著書。新語・流行語大賞、毎日出版文化賞特別賞を受賞。
タイトルの「バカの壁」とは、元々は養老孟司が自著『形を読む』で使用していた言葉である。

【内容】
我々人間は、自分の脳に入ることしか理解できない。学問が最終的に突き当たる壁は自分の脳である。著者は、この状態を指して「バカの壁」と表現する。知りたくないことは自主的に情報を遮断し、耳を貸さないというのも「バカの壁」の一種。その延長線上には民族間の戦争やテロがあるという。
現代人はいつの間にか、自分の周りに様々な「壁」を作ってしまった。例えば、情報は日々刻々変化し続け、それを受け止める人間は変化しないという思い込みや、個性や独創性を礼賛する風潮などはその典型例で、実態とは「あべこべ」だという。
「バカの壁」は思考停止を招く。安易に「わかる」「絶対の真実がある」と思い込んでは、強固な「壁」の中に住むことになると戒めている。

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