年代別メイクの流行/年代流行
メイクは一定周期で繰り返されています。1950年~1970年、メイクデザインには一つの型ができ上がりました。
現在のメイクは、これまでのメイクが進化した形になっています。
1950年代のメイク
1950年代、お洒落の手本はオードリー・ヘップバーンのメイクでした。
この戦後の時代には、欧米のファッションが取り入れられて、映画女優がオシャレの手本となりました。
エレガントをめざし、外国人女優に憧れた時代です。
【メイクの特徴】
肌・・・白めのファンデーション
眉・・・太く短めの直線
目・・・太い切れ長
口・・・真紅の口紅
1960年代前半のメイク
1960年代前半は、淡い色のメイクが流行しました。
今までは「赤」と決まっていた口紅に、淡いピンクが登場しました。
眉は、太め→丸く細い形 と変化しました。
【メイクの特徴】
肌・・・白め
眉・・・丸く細い
目・・・太めのアイラインと淡い色
口・・・淡いピンク
頬・・・中央にピンク
1960年代後半のメイク
60年代後半~70年代前半のメイクは、「付けまつ毛」と「二重アイライン」でした。
肌の色は、白から小麦色へ変化します。
メイクはアイメイクが中心で、目を強調するのがこの時代のメイクの特徴です。
現代と似ていますね。
【メイクの特徴】
肌・・・小麦色
眉・・・さらに細くて薄い
目・・・付けまつ毛と極端なアイライン
口・・・目を強調するためにベージュ系
頬・・・立体的に引き締める
1970年代のメイク
70年代は、DCブランドとバブルの時代でした。
70年代、眉は自然のまま、色は使わないメイクが流行しました。
ナチュラルメイクが一番キレイとされた時代です。
【メイクの特徴】
肌・・・オークル系
眉・・・太い
目・・・何もしない or ブラウンかベージュ系
口・・・落ち着いたブラウン系
1980年代のメイク
80年代後半のメイクは、バブルの好景気で、華やかなメイクが流行りました。
洋服もカラフルなボディコンが大流行し、ディスコブームが到来しました。
【メイクの特徴】
肌・・・オークル系
眉・・・形を揃える
目・・・華やか色
口・・・強い赤紫
派手な「ジュリアナ・メイク」が80年代後半のメイクです。
1990年代のメイク
90年代の一般メイクは、バブルが崩壊したこともあり、細眉メイクが復活しました。
【メイクの特徴】
肌・・・オークルかナチュラル系
眉・・・形は細く、色はブラウンかグレー
目・・・明るめの色とマスカラ
口・・・ピンクかベージュ
頬・・・オレンジ系のナチュラルカラー
90年代のもう一つのメイクは、「コギャルメイク」です。
メイクは色黒を強調し、綺麗なメイクが異質なモノへと変化してゆきました。
【メイクの特徴】
肌・・・日焼けサロンで黒く焼く
眉・・・薄く、またはそり落とす
目・・・太いアイライン、白のアイシャドウ、濃い付けまつ毛
口・・・白いピンク系
2000年代のメイク
2000年のメイクは「コギャルメイク」が発展したもので、目を強調するアイメイクがポイントになります。
メイクの中心は「まつ毛」で、「マスカラ」や「付けまつ毛」も欠かせないアイテムになりました。
そしてパールを強調したメイクが特徴的になり、化粧品のほとんどにパールが入りました。
【メイクの特徴】
肌・・・小麦色とツヤ肌を強調
眉・・・形を整えて薄いブラウン
目・・・落ち着いたパール系のシャドウ、まつ毛を強調
口・・・リップグロス
頬・・・落ち着いた色で立体感を出す
まつ毛を強調した「ツヤ肌メイク」が、2000年のメイクです。
2010年代のメイク
2010年代前半は「カワイイ」や「ナチュラル」がキーワードとなり、涙袋メイクやのぼせチークなどの「すっぴん風」メイクが流行。2010年代中期以降は、バブルリバイバルの兆しから太眉、赤リップを代表とする華やかリップが復活しました。
【メイクの特徴】
肌・・・濃いめのチーク
眉・・・太めのナチュラル眉
目・・・まつ毛を強調、黒目強調コンタクト
口・・・赤リップ
ヘアエクステ、まつ毛パーマ 、まつ毛エクステ、黒目強調コンタクトなどのアイテムが普及していきます。