流人道中記(上)・(下)(文庫本)/年代流行
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- 著者:浅田次郎
- 発行日:2023年2月21日
- 出版社:中央公論新社
- ジャンル:歴史フィクション
- ページ数:416、352
【解説】
中山道の旅を描いたロードノベル。主人公の成長物語で、根底には〈制度〉とは何かという読者への問いかけが込められていた。
【あらすじ】
万延元年(1860年)。姦通の罪を犯した旗本・青山玄蕃に奉行所は切腹を言い渡す。だがこの男の答えは一つ。「痛えからいやだ」。玄蕃は蝦夷松前藩へ流罪となり、押送人の見習与力・石川乙次郎とともに奥州街道を北へと歩む。
口も態度も悪い玄蕃だが、道中行き会う事情を抱えた人々を、決して見捨てぬ心意気があった。この男、本当に罪人なのか?