終わった人(文庫本)/年代流行
スポンサーリンク
- 著者:内館牧子
- 発行日:2018年3月15日
- 出版社:講談社
- ジャンル:長編小説
- ページ数:544
【解説】
仕事一筋で定年を迎えた東大卒のエリート銀行マンの定年後の悲哀を描く。2017年にラジオドラマ化、2018年に舘ひろし主演で映画化された。
【あらすじ】
田代壮介はかつて大手銀行の銀行マンであったが、子会社に出向させられ、そのまま定年を迎えた。趣味や夢もなく、これまで仕事一筋だった彼は退屈な日々を送るようになった。
壮介はスポーツジムに通ったり、図書館で時間を潰そうとする一方、職業安定所で職探しを始めるが、高学歴と立派な職歴がネックとなり、思うようにいかない。妻や娘からは、「恋でもしたら」とからかわれる始末。
大学院で文学を学ぼうと思い立った壮介は、勉強のために訪れたカルチャースクールである女性と出逢い、恋の予感が芽生える。さらに、スポーツジムで知り合った新興のIT企業社長との出会いによって、思わぬ人生の転機が訪れる。