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コンビニ人間(文庫本)/年代流行

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コンビニ人間
  • 著者:村田沙耶香
  • 発行日:2018年9月4日
  • 出版社:文藝春秋
  • ジャンル:小説
  • ページ数:176

【解説】
2019年にNHK-FM「FMシアター」にてラジオドラマ化された。36歳未婚、彼氏なしでコンビニエンスストアのアルバイト歴18年目の主人公の生き方を通じて「普通」とは何かを問う

【あらすじ】
主人公"古倉恵子"は、三十代半ばであるにも関わらず、正規の就職をせずに大学時代に始めたコンビニのアルバイトを続けていた。
古倉は子供の頃から変わり者で人間関係は希薄、恋愛経験も皆無だったが、「コンビニで出会う人間の真似」をしたり、妹の助言を聞くことで、大学生になってようやく普通の人間らしく振る舞う方法を身につけた。これまで世間一般の人間の規格から外れていた彼女にとって、これは「初めて私が人間として誕生した瞬間」であった。
古倉は私生活のほとんどを「コンビニでの仕事を円滑に行うため」という基準に従って過ごしつつ、なんとか常人を演じ続けてきた。しかし自身の加齢と、それによる新たな世代の人間との干渉が増えたことにより、そのような生き方は徐々に限界に達しつつあった。
そんな時、古倉はかつての元バイト仲間の白羽という男と再会する。

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