イニシエーション・ラブ(文庫本)/年代流行
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- 著者:乾くるみ
- 発行日:2007年4月10日
- 出版社:文藝春秋
- ジャンル:恋愛小説
- ページ数:272
【解説】
1980年代を舞台に、合コンで知り合った1組の男女のほろ苦くて甘い恋愛模様が描かれラストに待つ衝撃の真相によって全てが覆る「Side-A」と「Side-B」の二編からなる物語。2014年にくりぃむしちゅーの有田哲平がテレビ番組で紹介しヒットした。
【あらすじ】
静岡大学数学科の4年生・鈴木夕樹は、人数合わせで参加した初めての合コンで、歯科衛生士の成岡繭子にひと目で恋に落ちてしまう。彼女は高そうなルビーの指輪をしており、「自分へのご褒美で買った」と語っていた。その合コンの後、同じメンバーで静波海岸に行くことになり、電話番号を教えてもらう。
読書が好きで、主に推理小説を好む。古典文学を好む繭子とは小説の好みが異なったが、本を貸し借りする内に、次第に親しくなっていった。その中で、夕樹という名前が「タキ」とも読めることから、「たっくん」と呼ばれるようになる。夕樹は繭子のことを「マユちゃん」と呼ぶようになる。