わが母の記(映画)/年代流行
- 2012年4月28日【118分】松竹
- ジャンル:ドラマ
- 監督:原田眞人
- 脚本:原田眞人
- 原作:井上靖
- 出演:役所広司、樹木希林、宮崎あおい、南果歩、キムラ緑子 他多数
【解説】
井上靖の自伝的小説『わが母の記~花の下・月の光・雪の面~』を「クライマーズ・ハイ」の原田眞人監督が映画化。母に捨てられたという想いを抱きながら生きてきた小説家が、老いた母親との断絶を埋めようとする姿を描く。
【あらすじ】
1959年、小説家の伊上洪作は、父・隼人の見舞いに行った湯ヶ島の両親の家から東京の自宅に帰ってくる。妻の美津、長女の郁子、二女の紀子が、伊上の新作小説にせっせと検印を捺している。それはベストセラー作家の家族の大切な仕事であったが、三女の琴子の姿はない。自室にこもって夕食にも降りて来ない琴子に不満を募らせる伊上。深夜、持ち直したかに見えた隼人の訃報が入る。
1960年、父亡き後、伊上の妹・桑子が母・八重の面倒を見ているが、八重の物忘れはますますひどくなっていく。
1963年、八重の誕生日に、川奈ホテルに集まる一族。伊上のもうひとりの妹・志賀子、夫の明夫、運転手の瀬川、秘書の珠代も参加しての盛大なお祝い会。だが、八重の記憶はさらに薄れていた。
1966年、結婚した郁子が赤ん坊を抱いて里帰りした日、湯ヶ島は大騒ぎになっていた…。