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名もなき毒(文庫本)/年代流行

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名もなき毒
  • 著者:宮部みゆき
  • 発行日:2011年12月6日
  • 出版社:文藝春秋
  • ジャンル:ミステリ
  • ページ数:607

【解説】
今多コンツェルン広報室に雇われたアルバイトの原田いずみは、トラブルメーカーだった。
解雇された彼女の連絡窓口となった杉村は、振り回される。
折しも街では、連続毒殺事件が注目を集めていた。 人の心に巣食う毒を圧倒的筆致で描く吉川英治文学賞受賞作。杉村三郎シリーズ第二弾。

【あらすじ】
今多コンツェルン会長の娘婿の杉村三郎が所属する同コンツェルングループ広報室は、満足な仕事をこなせず、度重なるトラブルと軋轢を生みだすアルバイトの原田いずみを解雇した。
しかし、いずみが「広報室の社員達から嫌がらせやセクハラをされた」と嘘八百を並べ立て、訴訟を起こすという手紙を会長の嘉親宛てに送ってきたことから、三郎は嘉親の命を受け、いずみの窓口として問題対処にあたることになる。いずみの詐称だらけの経歴の裏付けを取り始めた三郎は、その最中に過去にいずみを調べていたという私立探偵の北見一郎、北見の元を訪ねてきた女子高生・古屋美智香とその母・暁子と出会う。
暁子と美智香はさいたま市、横浜市、東京都で発生した連続無差別毒殺事件の第4の被害者の娘と孫だったが、事件全体の繋がりが不透明なところもあり、暁子は警察から犯人として疑いを持たれていた。この事により、古屋親子の関係がぎくしゃくしていることを知った三郎は、暁子達に親身になり、自らも事件の真相に近付いていく。
やがて、いずみの悪意が広報室全体を襲い、やがては三郎個人に照準を定めていく。(参照元Wikipedia)

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