• 著者：伊坂幸太郎
• 発行日：2010年6月29日
• 出版社：新潮社
• ジャンル：長編小説
• ページ数：546

【解説】
入学した大学で出会った5人の男女。ボウリング、合コン、麻雀、通り魔犯との遭遇、捨てられた犬の救出、超能力対決…。共に経験した出来事や事件が、互いの絆を深め、それぞれ成長させてゆく。自らの未熟さに悩み、過剰さを持て余し、それでも何かを求めて手探りで先へ進もうとする青春時代。二度とない季節の光と闇をパンクロックのビートにのせて描く、爽快感溢れる長編小説。

【あらすじ】
仙台にあるとある大学の法学部に入った「僕」こと北村は、麻雀の"東西南北"に関連して、西嶋、東堂、南そして鳥井と共に麻雀を始め、いつしか五人の交流を深めていくことになる。ボーリング事件や、東堂の恋模様含め、季節のゆったりとした変化の中で起きる小さな、でも"僕ら"にしてみたら途方もなく大きな出来事が起こるのだが。砂漠に雪を降らせることはできるのか。伊坂幸太郎独特の春期秋冬青春物。