不毛地帯(ドラマ)/年代流行
- 放送期間:2009年10月15日~2010年3月11日
- 放送日時:木曜日(22:00~22:54)
- 原作:山崎豊子「不毛地帯」
- 脚本:橋部敦子
- 主題歌:
- 放送局:フジテレビ/関西テレビ
- 出演:唐沢寿明、和久井映見、多部未華子、高橋平、柳葉敏郎 ほか多数
【解説】
山崎豊子原作のベストセラーを豪華キャストで映像化したフジテレビ開局45周年記念ドラマ。シベリア抑留から帰国した男が大手商社に就職、さまざまな困難に立ち向かっていく。
【あらすじ】
陸軍士官学校を首席で卒業し、第二次大戦中は軍の最高統帥機関である大本営の参謀として作戦立案にあたっていた壹岐正(唐沢寿明)は、終戦を受け入れず、日ソ中立条約を侵して侵攻してきたソ連軍に対する徹底抗戦を主張する関東軍を説得するため、停戦命令書を携えて満州に向かった。そこで、関東軍の幕僚・谷川正治(橋爪功)らとともにソ連軍に拘束された壹岐は、戦犯としてソ連の軍事裁判にかけられ、強制労働25年の刑を宣告されると、一度送られたら二度と生きて帰ることはできないといわれたシベリア極北の流刑地ラゾに送られてしまう。
生死の境をさまよう過酷な強制労働を11年もの長きに渡って耐え抜いた壹岐は、昭和31年に帰国する。それからの2年間、壹岐は、強制労働によってむしばまれた体の回復と、シベリアから一緒に帰国した部下たちの就職の世話に専念した。その間は、妻の佳子(和久井映見)が大阪府庁民生課で働きながら家計を支えていた。
そんなある日、壹岐のもとに、士官学校時代からの親友で、防衛庁の空将補である川又伊佐雄(柳葉敏郎)がやってくる。川又は、この国を守るために一緒に働いてほしい、と壹岐を防衛庁に誘った。しかし壹岐は、自らが関わった作戦により、多くの兵士や民間人を死なせてしまった責任から、もう国防に関わる資格はない、と答えて川又の誘いを断った。