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白い巨塔(ドラマ)/年代流行

  • 放送期間:2003年10月9日~2004年3月18日
  • 放送日時:木曜日(22:00~22:54)
  • 脚本:井上由美子
  • 主題歌:アメイジング・グレイス(ヘイリー)
  • 放送局:フジテレビ
  • 出演:唐沢寿明、江口洋介、黒木瞳、矢田亜希子、水野真紀 ほか多数

【解説】
山崎豊子の小説「白い巨塔」の4度目のテレビドラマ化。本作は普通のまっすぐな青年医師・財前がやがて権謀術数の中で心ならずも変貌していく、その姿を悲劇的に描きあげている点で別物の魅力を生み出している。

【あらすじ】
浪速大学病院の手術室では鶴川大阪府知事の食道がんの手術が始まろうとしていた。第一外科の金井講師(奥田達士)や佃医局長(片岡孝太郎)らが緊張し忙しく立ち働いている。
見学室には、鵜飼医学部長(伊武雅刀)、東第一外科教授(石坂浩二)、則内病院長(田中主将)もそろった。だが、執刀医の財前五郎助教授(唐沢寿明)が現れない。オペの時間が始まろうとするその時、財前が登場した。あせる周囲を黙殺し、財前は、時計を一瞥、一気にメスを振るい始めた。神業のような財前の手並みは正確にして敏速を極めた。がんは食道だけではなく大動脈にまで浸潤していたが、財前はひるまずメスを進め、吹き出る血にも顔色一つ変えず腕を振るう。手術完了。4時間35分…驚異的な短さである。財前は見学室に一礼した。
そんなころ、里見第一内科助教授(江口洋介)は、鵜飼によって胃がんと診断された患者・小西みどりの症状に疑問を抱き始めていた。

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