砂の器(ドラマ)/年代流行
- 放送期間:2004年1月18日~2004年3月28日
- 放送日時:日曜日(21:00~21:54)
- 脚本:龍居由佳里
- 主題歌:やさしいキスをして(DREAMS COME TRUE)
- 放送局:TBS
- 出演:中居正広、松雪泰子、武田真治、京野ことみ、永井大 ほか多数
【解説】
松本清張のベストセラー・ミステリーを中居正広、渡辺謙の顔合わせで映像化した2004年放送のTBSドラマ。蒲田で発生した謎の殺人事件をきっかけに、ある男のあまりに悲しい過去が明らかになっていく…。
【あらすじ】
5月12日の早朝、国電蒲田操車場内にて、男の殺害死体が発見された。前日の深夜、蒲田駅近くのトリスバーで、被害者と連れの客が話しこんでいたことが判明するが、被害者のほうは東北訛りのズーズー弁で話し、また二人はしきりと「カメダ」の名前を話題にしていたという。
当初「カメダ」の手がかりは掴めなかったが、ベテラン刑事の今西栄太郎は、秋田県に「羽後亀田」の駅名があることに気づく。付近に不審な男がうろついていたとの情報も得て、今西は若手刑事の吉村と共に周辺の調査に赴く。調査の結果は芳しいものではなかったが、帰途につこうとする二人は、近年話題の若手文化人集団「ヌーボー・グループ」のメンバーが、駅で人々に囲まれているのを目にする。
「ヌーボー・グループ」はあらゆる既成の権威を否定し、マスコミの寵児となっていたが、メンバーの中心的存在の評論家・関川重雄の私生活には暗い影が射していた。他方、ミュジーク・コンクレート等の前衛音楽を手がける音楽家・和賀英良は、アメリカで認められ名声を高めることを構想していた。