• 発売日：2021年3月26日
• 著者：朝井リョウ
• 出版社：新潮社
• ジャンル：フィクション
• ページ数：384ページ

【解説】
第34回柴田錬三郎賞受賞。2023年に稲垣吾郎主演で映画化された。生き延びるために、手を組みませんか。読む前の自分には戻れない。作家生活10周年記念、気迫の書下ろし長篇小説。

【あらすじ】
横浜市在住の検事・寺井啓喜は、息子が不登校になり、教育方針をめぐり妻と度々衝突している。広島のショッピングモールで契約社員として働いている実家暮らしの桐生夏月は、代わり映えのしない日々を送る中、中学のときに転校していった佐々木佳道が地元に戻ってきたことを知る。ダンスサークルに所属する諸橋大也は準ミスターに選ばれたほどの容姿。学園祭のダイバーシティをテーマにしたイベントに大也が所属するダンスサークルの出演を計画した神戸八重子は、大也のことを気にしていた。家庭環境も見た目も性的指向も異なり、異なる場所で生きてきた彼らの距離が少しずつ近づき、ある事件をきっかけにそれぞれの人生が交差する。