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私の男/年代流行

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私の男
  • 発売日:2007年10月30日
  • 著者:桜庭一樹
  • 出版社:文藝春秋
  • ページ数:384ページ

【解説】
2008年6月、結婚式を翌日に控えた腐野花が婚約者の美郎、父の淳悟と3人で会食する場面から始まり、第2章は2005年11月、第3章は2000年7月、第4章は2000年1月、第5章は1996年3月、最終章は1993年7月と、年月をさかのぼっていく形で物語は進む。第138回直木賞受賞作。2014年に映画化された。

【あらすじ】
竹中花は9歳のとき、奥尻島を襲った大地震(北海道南西沖地震)による津波で家族を亡くし、親戚に当たる腐野淳悟の申し出によって引き取られ、北海道の紋別市で性的虐待を受けながら暮らす。それ以来、花は淳悟と離れないと決意したのだが、大人になってから美郎と結婚することになる。
第1章では花が新婚旅行から帰ってきて、淳悟が消えたことを知るまでを描かれ、第二章では後の婚約者である美郎との出会い、第三章では高校生になった花と淳悟の殺人、第四章では中学生の花による殺人、第五章では小町を中心にして描かれ、最終章となる。物語は全体的に日本ではタブーとされている親子の愛(近親相姦)を中心に描かれている。

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