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明日の記憶/年代流行

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明日の記憶
  • 発売日:2004年10月20日
  • 著者:荻原浩
  • 出版社:光文社
  • ページ数:327ページ

【解説】
若年性アルツハイマー病を患い不安にかられる男と、彼を必死に支えようとする妻の姿を描く感動作。第18回山本周五郎賞受賞。2006年に渡辺謙主演で映画化された。

【あらすじ】
家庭も省みず仕事に生きる49歳、広告代理店のやり手営業マン、佐伯雅行。仕事においては大きなクライアントとの契約が決まり、プライベートにおいては娘の結婚が決まる、と順風満帆に見えた彼を突如、物忘れが激しくなる、めまい、幻覚といった不可解な体調不良が襲う。
妻・枝実子に促され、しぶしぶ忙しい仕事の合間を縫って病院を訪れ診察を受けた結果、医師から若年性アルツハイマー病という診断を下される。知らないうちに自分の体内で起こっていた受け止めがたい現実に直面した彼は、錯乱し自暴自棄になり、病院の屋上から飛び降りようとするが、医師の必死の説得により何とか思いとどまる。そして屋上から階下へ戻る階段の途中で座り込み、枝実子と話し合い、二人は涙を流しながらも病気と向き合う覚悟を決める。

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