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火花/年代流行

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火花
  • 発売日:2015年3月11日
  • 著者:又吉直樹
  • 出版社:文藝春秋
  • ページ数:152ページ

【解説】
お笑い芸人二人。奇想の天才である一方で人間味溢れる神谷、彼を師と慕う後輩徳永。笑いの真髄について議論しながら、それぞれの道を歩んでいる。神谷は徳永に「俺の伝記を書け」と命令した。彼らの人生はどう変転していくのか。人間存在の根本を見つめた真摯な筆致が感動を呼ぶ!「文學界」を史上初の大増刷に導いた話題作。

【あらすじ】

「僕」は熱海の花火大会での営業のあと、飲みに誘ってくれた神谷と師弟関係を結ぶ。同世代の芸人が次々と売れていくなかで、僕も神谷もなかなか芽が出なかった。しかし「僕」はその後、深夜番組に出るなど少しは売れ始めた。しかし神谷は売れないまま、同棲していた女性に恋人ができたため女性の家を追い出された。一方「僕」は、神谷を漫才で笑わせることばかり考えていた。しかし、神谷は笑ってくれなかった。
その後、神谷は借金を抱え、行方をくらましてしまった。「僕」もその後、仕事が徐々に減っていった。漫才の相方の彼女のお腹には赤ちゃんができ、相方はその彼女との結婚を決意する。それを機に10年続いた漫才コンビを解散し、芸人を辞める決意をした。「僕」は神谷と1年ぶりに再会する。神谷は、笑いを追及し過ぎた果てに、衝撃的な姿で現れた…。

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