• 発売日：2013年4月19日
• 著者：木皿泉
• 出版社：河出書房新社
• ページ数：237ページ

【解説】
遺された嫁のテツコと一緒に暮らし続ける一樹の父・ギフの何気ない日々に鏤められたコトバが心をうつ連作長篇。

【あらすじ】
7年前、25歳で死んだ一樹。遺された嫁・テツコと一緒に暮らす一樹の父・ギフ（義父）。「家族」ではあるが、血のつながらない「他人」という、嫁と義父という微妙な関係。このふたりの物語を中心に、心優しき夫と縁があった不思議な人々とふれあう中で、テツコが大切な人を亡くした悲しみから解放され、再生していく姿をゆるゆるとした日常の中で描いていく。