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1リットルの涙/年代流行

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1リットルの涙
  • 発売日:2005年2月
  • 著者:木藤亜也
  • 出版社:幻冬舎
  • ページ数:270ページ

【解説】
1人の若い女性が中学生の時に発症した難病と闘った実話を記した書籍。闘病中に手が動かなくなるまで書き綴った日記をまとめた単行本が1986年、名古屋市の出版社から出版された。愛知県など東海地方を中心に大きな反響を呼び、2005年2月には幻冬舎が文庫本として出版。2006年現在、発行部数は210万部を突破し、ロングセラーとなる。

【内容】
亜也が中学3年のある日、いつものように通学のために元気に家を出た亜也は、その途中、転んでしまい、下顎を強打した。急いで行った近所の病院で、母・潮香は医者から意外なことを聴く。普通、人が転ぶときには、手が先に出て、顎を打つようなことはあまりない。一度、設備のある病院で診てもらった方がよい、と医者が勧めた。何か他に原因があるのではないかというのだ。
勧められて検査に訪れた病院で担当した山本紘子医師に、潮香は事実を告げられる。亜也の病気は「脊髄小脳変性症」だという。悪くなることはあっても決して良くなること、現在では不治の病だという。衝撃を受ける潮香。高校受験を目前に、不安と希望を抱えた娘・亜也を看て、潮香は決意する。この子の残された命を充実したものにするのが自分に出来る唯一のこと、出来るだけのことをしよう。
亜也は、目指した進学校・豊橋東高校に見事合格、晴れて高校生となった。親しく接するようになった山本先生の勧めで、元々書くことの好きな亜也は、日記を付け始めていた。高校生活は、山本先生の言うように、病状の進んだ亜也にとっては楽なものではなかった。

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