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今年の漢字/年代流行

財団法人日本漢字能力検定協会が、その年をイメージする漢字一字の公募を日本全国より行い、その中で最も応募数の多かった漢字一字を、その年の世相を表す漢字として、原則として毎年12月12日「漢字の日」の午後に京都府京都市東山区の清水寺で発表することになっている。

今年の漢字

漢字 選考理由
1995年 兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)発生。地下鉄サリン事件や金融機関の倒産などによる社会不安の拡大。
1996年 O157による集団食中毒の多発、それによる学校給食などへの影響。税金や福祉を「食いもの」にした汚職事件の多発。牛海綿状脳症(狂牛病)の発生。
1997年 相次ぐ大型企業の倒産や銀行の破綻。山一證券の廃業。サッカー日本代表がFIFAワールドカップのアジア地区予選で強豪を倒して出場決定。
1998年 和歌山毒物カレー事件の余波で毒物混入事件が多発。ダイオキシンなどへの不安の高まり。社会問題となった環境ホルモン。
1999年 1000年代、1900年代、1990年代の最後(世紀末)。東海村JCO臨界事故発生。翌年への「末広がり」の期待を込めて。
2000年 シドニーオリンピックで、女子フルマラソンの高橋尚子、女子柔道の田村亮子が金メダル。金大中と金正日による初の南北首脳会談。長寿姉妹のきんさんぎんさんの成田きんが逝去。二千円紙幣誕生。
2001年 アメリカ同時多発テロ事件発生。対テロ戦争。アメリカのアフガニスタン侵攻が始まる。
2002年 初の日朝首脳会談により、北朝鮮に拉致された日本人が日本に帰国。日本経済がバブル期より以前の水準に戻る。昔の歌などのリバイバルヒット。
2003年 阪神タイガースが18年ぶりにリーグ優勝。イラク戦争の勃発。「虎の尾を踏む」ような自衛隊イラク派遣。
2004年 新潟県中越地震発生。新潟・福島豪雨、福井豪雨。台風23号をはじめとする台風の連続上陸。浅間山の噴火。美浜発電所の事故や三菱リコール隠し。
2005年 愛知県で愛・地球博の開催。紀宮清子内親王と黒田慶樹が結婚。卓球の福原愛の中国での活躍。「あいちゃん」という愛称の女性の活躍が目立った。親が子を、子が親を殺すなど「愛の無い事件」が目立った。
2006年 悠仁親王の誕生。小学生、中学生の自殺多発。北朝鮮の核実験。臓器移植事件、医師不足などによる命の不安。
2007年 不二家をはじめ、「白い恋人」や「赤福餅」など、食品表示偽装が次々と表面化。年金記録問題の発覚。防衛省の汚職問題の発覚。テレビ番組『発掘!あるある大事典II』による捏造問題。
2008年 日本の内閣総理大臣交代やアメリカのオバマ次期大統領の「チェンジ(変革)」、株価暴落や円高ドル安などの経済の変化、食の安全性に対する意識の変化、世界的規模の気象異変による地球温暖化問題の深刻化、スポーツや科学の分野での日本人の活躍に表れた時代の変化。政治、経済をはじめ、よくも悪くも変化の多かった一年を象徴する。
2009年 自由民主党と公明党に替わる民主党を中心とした鳩山由紀夫新政権発足、アメリカのバラク・オバマ新大統領就任など、政治の一新に加え、裁判員制度や高速道路料金割り引きなど、様々な新制度のスタート、新型インフルエンザの流行、高速水着による競泳の世界新記録ラッシュ、イチローの9年連続200本安打の新記録などの世相を反映。
2010年 記録的な猛暑により熱中症にかかる人が続出し、これに伴い野菜価格が高騰し、熊なども人里に出没。また地中の「暑い」中から作業員全員が生還したコピアポ鉱山落盤事故、1万度の突入温度から帰還した「はやぶさ」なども反映。
2011年 東日本大震災や、台風などによる大雨被害などにより、家族や友といった身近でかけがえのない人物に対する絆を改めて感じたり、チームワークと信頼でFIFA女子ワールドカップに優勝したサッカー日本女子代表の姿などに感動し、勇気を得たりしたことなど、多くの日本人が絆の大切さを改めて感じた一年であったため。
2012年 ロンドンオリンピックでの過去最多でのメダルラッシュ、山中伸弥のノーベル賞受賞など数々の「金字塔」が打ち立てられた。他にも932年ぶりに全国的に観測された金環日食、自立式電波塔として世界一の高さとなった東京スカイツリーの開業、消費税や生活保護など金が関わる問題の多発など。「金」は2000年にも選出されており、初めて複数度選出された漢字になった。
2013年 2020年東京五輪の招致成功、プロ野球の東北楽天ゴールデンイーグルスの日本選手権シリーズ制覇により東北地方に歓喜の輪が作られたこと、更に平成25年台風第26号による伊豆大島災害や平成25年台風第30号によるレイテ島(フィリピン)災害に対する日本各地並びに世界各国からの支援の輪が広がったことなどが理由とされる。
2014年 14年ぶりの消費税増税が理由とされる。税に国民の関心が高まったものと見られる。
2015年 安倍内閣による安全保障関連法の成立が注目を集めたこと、旭化成によるマンション傾斜問題など住環境や暮らしに対する不安、イスラム国による日本人拘束事件やパリ同時多発テロ事件を受けて世界に安らぎと平安を願う思い、TPP合意に伴う食の安全への関心の高まったため。
2016年 リオデジャネイロオリンピックでの日本人選手の金メダルラッシュ、舛添要一前東京都知事の政治資金私的流用、豊洲市場移転延期や東京オリンピック会場見直しなどの東京都の財政や税金運用に関する問題、日本銀行によるマイナス金利などの金融政策が注目を集めたことが理由とされる。「金」は2012年以来4年ぶり3回目の選出となった。
2017年 度重なる弾道ミサイルの発射や核実験の強行など「北」朝鮮の動向に脅威と不安を感じた。球界では、大谷翔平選手の大リーグへの移籍や、早稲田実業高校の清宮幸太郎選手の入団など「北」海道日本ハムファイターズに注目が集まり、競馬界では「キタ」サンブラックが現役最強馬として大活躍したなどが理由にあがった。
2018年 平成30年北陸豪雪、平成30年7月豪雨(西日本豪雨)、大阪府北部地震、胆振大震災、台風第21号など自然災害の脅威を痛感した年であったこと。 レスリング、体操などのスポーツ界に於けるパワーハラスメント問題や財務省の公文書改竄(書き換え)問題などといった人為的災害が顕著であったこと。
2019年 新元号「令和」への改元。「令」和は初めて日本の古典を出典とする元号であり、日本の伝統文化を再認識する機会となったこと。法「令」改正による消費税増税や、闇営業・脱税・薬物使用など芸能界の不祥事により、法「令」順守が重視されたこと。
2020年 新型コロナウイルスの感染拡大で「3密」ということばが使われ、多くの人が常に「密」を意識しながら行動するようなったことや、離れていてもオンラインなどで大切な人との関係が「密」接になったこと。 政界や芸能界では内「密」や秘「密」が多かったこと。
2021年 東京オリンピック・パラリンピックにおける日本人選手の金メダルラッシュ。大谷翔平や藤井聡太、松山英樹による金字塔の打ち立て。新型コロナウイルス感染症の流行に伴う支援金の支給。新しい500円硬貨の発行開始。新紙幣の印刷開始。育児中の世帯への特別給付金の議論。眞子内親王の結婚に伴う一時金辞退など、皇族・小室家の金の問題。政治とカネの問題。
2022年 ロシアのウクライナ侵攻により「戦」争の恐怖を世界的に目の当たりにした1年であったこと、また、物価高や円安などの経済情勢の変動で民衆の生活を守る戦いがあったこと、更に2022年北京オリンピックや2022 FIFAワールドカップカタール大会、MLBの大谷翔平の活躍など、スポーツでの熱戦、挑戦が繰り広げられたこと。

※ウィキペディアより抜粋

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