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夢幻花(文庫本)/年代流行

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夢幻花
  • 著者:東野圭吾
  • 発行日:2016年4月7日
  • 出版社:PHP研究所
  • ジャンル:推理小説、ミステリ
  • ページ数:476

【解説】
禁断の花をめぐり、宿命を背負った者たちの人間ドラマが交錯する〝東野ミステリの真骨頂〟。第二十六回柴田錬三郎賞受賞作、待望の文庫化。

【あらすじ】
大阪の大学に在籍している蒲生蒼太は、父の三回忌で実家に帰っていた。兄・要介は、父の三回忌よりも仕事を優先して出かけてしまっていた。蒼太は、その要介を訪ねて来た秋山梨乃と知り合う。職業を偽ってまで梨乃に接近し、ブログから「黄色い花」の写真を直ちに削除するようにと脅迫した要介の真意は何なのか? 謎の「黄色い花」が江戸時代に姿を消した幻の花「黄色いアサガオ」だと知って梨乃の祖父・秋山周治が殺害された事件に少なからず関係していると考えた蒼太と梨乃は、2人で「黄色いアサガオ」の謎と事件の解明に向けて行動を起こす。
一方、西荻窪署の早瀬亮介は、息子・裕太の窮地を救ってくれた正義感の強い老人・秋山が、所轄の殺人事件の被害者だと知って驚く。手掛かりが少なくとも絶対に迷宮入りにはさせないと、他の捜査員が別方向に向かうのを他所に単独で犯人逮捕を目指していた。幾つもの道筋を描く人々の行く手に、50年ほど前の陰惨な通り魔事件が浮かび上がる。
やがて、蒼太のひと夏とも言えぬ短い恋を踏み躙った家族と恋人の謎、幻の花とされる「黄色いアサガオ」を巡る闇に辿り着く。

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