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丕緒の鳥 十二国記(文庫本)/年代流行

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丕緒の鳥 十二国記
  • 著者:小野不由美
  • 発行日:2013年6月26日
  • 出版社:講談社、新潮社
  • ジャンル:ハイ・ファンタジー
  • ページ数:358

【解説】
「絶望」から「希望」を信じた男がいた。慶国に新王が登極した。即位の礼で行われる「たいしや大射」とは、鳥に見立てた陶製の的を射る儀式。陶工である丕緒(ひしょ)は、国の理想を表す任の重さに苦慮する。希望を託した「鳥」は、果たして大空に羽ばたくのだろうか──表題作「丕緒の鳥」ほか、己の役割を全うすべく、走り煩悶する、名も無き男たちの清廉なる生き様を描く短編4編を収録。
2002年にNHKでテレビアニメ化。

【収録作品】
丕緒の鳥:慶国に新王が登極した。即位の礼で行われる「大射」とは、鳥に見立てた陶製の的を射る儀式。工匠である丕緒は、国の理想を表す任の重さに苦慮していた。希望を託した「鳥」は、はたして大空に羽ばたくのであろうか。

落照の獄:柳国を舞台に、司法官と連続殺人犯の闘いを描く物語。罪なき人々を殺めた男に死刑を求める声があがるが、量刑の決断もまた命を奪うことに他ならない。死刑は是が非かー。命の重さの意味を問う。

青条の蘭:山を守る役人は、ある日、立ち枯れていく林を見つける。そして再生を果たすため王の許へ走る男の物語。己の仕事を成し遂げようとする姿に身が引き締まります。ひたむきな生き方は圧巻です。

風信:暦を作る仕事を担う男たちの物語。現代に生きる私たちにとって、暦は日付やスケジュールを確認するもの。しかし実は命を司るものだからこそ作り続ける者たちがいます。その一途な情熱に胸打たれます。

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