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官僚たちの夏(ドラマ)/年代流行

官僚たちの夏
  • 放送期間:2009年7月5日~2009年9月20日
  • 放送日時:日曜日(21:00~21:54)
  • 原作:城山三郎「官僚たちの夏」
  • 脚本:橋本裕志
  • 主題歌:コブクロ「STAY」
  • 放送局:TBS/毎日放送
  • 出演:佐藤浩市、堺雅人、高橋克実、佐野史郎、西村雅彦 ほか多数

【解説】
作家・城山三郎の代表作のひとつで1975年に刊行された「官僚たちの夏」(新潮文庫刊)のドラマ化。この作品は、高度経済成長期へと向かう当時の日本の通商産業省を舞台に、国家の未来を担う高級官僚たちの政策や人事をめぐる戦いを描く。第64回芸術祭優秀賞受賞作品。

【あらすじ】
敗戦から10年経った、高度成長期元年といわれる昭和30年春(1955年)、日本の道路舗装率がまだ5%にも満たなかった。家一軒よりも車の値段のほうが高かったそんな時代に、日本人にも買える国産車を作ろうとする動きがあった。その動きは、「通産省の国民車構想」という記事ですっぱ抜かれ、通産省には記者が殺到、職員は対応に追われる。重工業局長の丸尾要(西村雅彦)は根回しもできていないこの計画を、同局自動車課長の風越信吾(佐藤浩市)が勝手に記事を書かせたと思い怒りを露にするが、風越に心酔する中小企業振興課長の鮎川光太郎(高橋克実)は「あの人はいつも10年先を見据えている」と弁護する。
その頃、風越は、安くて故障しない車を作るよう、かつて戦闘機を作っていたアケボノ自動車を説得中だった。条件は4人乗りで時速100キロを出せ、10万キロ走っても大きな修理を必要としない車を3年以内に開発し、25万円で販売するというものだった。しかしアケボノ自動車の朝原太一(蟹江敬三)社長は、「理想は素晴らしいが現実を考えてくれ」と風越の要請を断ってしまう…。

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