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Wの悲劇(映画)/年代流行

  • 1984年12月【108分】東映
  • 監督:黒澤明
  • 製作:角川春樹
  • プロデューサー:黒澤満、伊藤亮爾、瀬戸恒雄
  • 原作:夏樹静子
  • 脚本:荒井晴彦、澤井信一郎
  • 撮影:仙元誠三
  • 音楽:久石譲
  • 美術:桑名忠之
  • 出演:薬師丸ひろ子、世良公則、三田佳子、三田村邦彦、高木美保、志方亜紀子、清水紘治

【解説】
女優をめざす若い劇団の研究生が、ある事件に巻き込まれて主役を演じ、本当の女優になっていく姿を描く。夏樹静子原作の同名小説を、本篇の中の舞台劇におりこみ、「湯殿山麓呪い村」の荒井晴彦と「野菊の墓」の澤井信一郎が共同で脚本を執筆。監督は澤井信一郎、撮影は「愛情物語」の仙元誠三がそれぞれ担当。

【あらすじ】
劇団「海」の研究生・三田静香は、女優としての幅を広げるため、先輩の五代淳と一晩過ごした。
翌朝彼女は、不動産屋に勤める森口昭夫という青年と知り合う。「海」の次回作公演が、本格的なミステリーに加え、女性であるがゆえの悲劇を描いた『Wの悲劇』と決定した。
キャストに、羽鳥翔、五代淳と劇団の二枚看板を揃え、演出は鬼才で知られる安部幸雄である。そして、事件全体の鍵を握る女子大生・和辻摩子役は、劇団の研究生の中からオーディションによって選ぶことになった。

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