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鮫(映画)/年代流行

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  • 1964年6月【165分】東映
  • 監督:田坂具隆
  • 製作:大川博
  • 企画:岡田茂、三村敬三、小川貴也
  • 原作:真継伸彦
  • 脚色:鈴木尚之
  • 撮影:飯村雅彦
  • 音楽:佐藤勝
  • 美術:鈴木孝俊
  • 出演:中村錦之助、風見章子、三田佳子、加藤嘉、千秋実、木暮実千代、汐見洋

【解説】
真継伸彦の同名小説を「宮本武蔵 一乗寺の決闘」の鈴木尚之が脚色「五番町夕霧楼(1963)」の田坂具隆が監督した文芸もの。撮影もコンビの飯村雅彦。

【あらすじ】
越前海岸の或る村に、父無し子として生れ、育った少年サメは、鮫を獲って母子二人の貧しい生活を送っていた。
しかし、母も土一揆のあおりをくって死別。この日から、サメは憧れの京への旅へ出た。最初に手をひいたのは鋳物師だった。が、この老人も折からの大飢饉で、途中餓死してしまった。
京への道案内を失ったサメは、ひもじさに耐えられず、人肉を食べ、女の欲望をまるだしにした三十女に連れられて京へ来た。
だが京は、応仁の乱以後の混乱で巷には難民があふれて、死臭がただよっていた。サメは隻腕の盗賊四郎左に拾われ、食物にありつけた。

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